沐浴後の保湿はアレルギーを防ぐため

こんにちは、サロン・ド・ダディです。
以前、新米daddyから沐浴のやり方を質問されたことがあります。
各家庭でやり方が違うので、一概には言えませんが、旦那さんが沐浴するときは
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「まず聴く」
ことが大事です。沐浴はお風呂に入れるだけではなく、赤ちゃんを置くマット、その上に置くタオル、上がってから拭くときのタオル、オムツ、保湿クリーム、を準備して、入れて、着替えさせるまでがワンセット。
普段やってないようだったら、タオルや保湿クリームがどこにあるのかをまずちゃんと聴きましょう。
また最初から旦那さん一人にやらせるのは心配と思う奥さんが多いのも事実。
どこからどこまで自分がやるのか、またはやりたいのかをちゃんと話し合うこと。そういう過程をすっ飛ばすと後でもめます。
ところで、保湿クリームを塗る目的はご存知でしょうか?
アトピー性皮膚炎と食物アレルギーのリスクを減らす
ために、保湿クリームを塗ります。
赤ちゃんの肌はオトナと違って、バリア機能が未形成です。そこで保湿クリームを塗って肌のバリア機能を保ってあげると、様々な外的刺激(紫外線、アレルゲン、細菌など)から守ることができます。
最近の研究では、早期のスキンケアがアトピー性皮膚炎の発症リスクを低下させることが分かっています。さらに食物アレルギーの発症リスクも低下させることが分かっています。
これまで長い間、食物アレルギーはアレルギーを発症させる物質を食べることが原因と考えられてきました。しかし最新の研究で、料理等で浮遊した食べ物の欠片が皮膚に接触し、そこからアレルギーを発症させる物質が体内に取り込まれることが新たに分かったのです。
他にも花粉やダニの死骸などが皮膚に触れることでそれらのアレルギーを引き起こすことが徐々にわかってきました。
沐浴後に限らず1日に2~3回を目安に
保湿は沐浴後に限らず、1日に2~3回ほど行うとよいです。保湿するために、一番良いのは小児科でもらえるヒルドイド(ヘパリン類似物質含む)です。赤ちゃんの保湿目的であれば処方してもらえると思います。
沐浴後の保湿クリームは昔はやってないのだから、不要では?と考える人もいるかもしれませんが、最新の研究でその効果が分かってきました。
目的がわかると、積極的に関われますよね。保湿する際に思い出してもらえたら幸いです。