夫婦のコミュニケーションで意識すべき3つのこと

こんにちは、サロン・ド・ダディです。
前回の投稿で夫婦関係を修復するためにはとにもかくにも『コミュニケーション』が重要なことをお伝えしました。
今回はそのコミュニケーションで特に意識すべき3つのポイントについてお伝えします。
目次
共通認識を作る
3つのうち、最も大切なことはこの「共通認識を作る」です。夫婦といっても、それぞれ生まれた環境、育った環境が異なるので、同じ言葉でも違った認識をしていることがとても多いです。
例えば「おにぎり」。おにぎりには三角のものと、四角のものがあります。妻は三角のおにぎりをイメージし、夫は四角のおにぎりをイメージをしていると、お弁当に入れたおにぎりをみて、どちらかが「なんで三角(四角)なの!?」と戸惑うでしょう。
これがおにぎりくらいなら、可愛いものです。しかし、実際には仕事の考え方、育児の考え方、家事の考え方、あらゆるものの捉え方・考え方は夫と妻では違います。それは当然です。
夫婦のコミュニケーションにおいては、お互いの違いをまずは認めて尊重して、夫婦としての「共通認識」を少しずつ作っていくことが重要です。時には衝突することもあるでしょう。衝突を繰り返しながら、夫婦としての「共通認識」の核ができると、夫婦としてのビジョンを互いに共有することができます。
夫婦として、どんな人生を歩みたいのか、またお互い個人としてはどんな人生を歩みたいのか、認識が一致していればそれを共有できます。
夫婦のコミュニケーションの根底には常に「共通認識を作ること」があると思っていたほうが良さそうです。
性差の違いを認識する
共通認識を作ることとも重なってくるのですが、男性と女性では物の捉え方・感じ方に性差があります。
例えば男性は長い歴史の中で、獲物を狩る力に長けています。そのため、一つの事に集中しているときは他の事が見えなくなる傾向がとても強いです。ちなみに私の妻は男の子を育てる過程で、この事実を体感したと言っていました。この男性の傾向は1~2歳の時から死ぬまで変わりません。
女性は獲物を獲ってくる男性たちを待つために、女性同士の共感力が発達しました。また危険察知能力は女性の方が一般的に優れています。そのためか現実的な思考をする傾向が強いです。一方、男性はいわゆる「察する」ことがとても苦手。もちろん訓練すれば直していけるものだと思いますが、基本的には苦手です。
他に現実にないもの、大きなものに憧れる(ロマンを感じる)傾向が強く、恐竜や乗り物が好きです。この傾向も大人になっても変わりません。
私の師匠は良く言っていました。「5歳の男の子も50歳のオジサンも基本的に一緒」
男の子を育てていると、夫が○○なのは男だからなのかと気づくこともあるかもしれません。
さて、夫婦のコミュニケーションにおいて、特に意識しないといけない性差は「問題解決したがる夫」「話を聴いて、共感してほしい妻」という点。
夫婦関係「あるある」ですね。
私は以前、いろいろな人からもっと「奥さんの話を聴いて!」とアドバイスをもらうことがありました。今もですが・・・。
たぶん、男性は聴いているつもりなんです。でも周りから見たら、奥さんからみたら聴いてないと。
まだまだ全然聴けてない私なりに色々考えた結果、少しはうまくいってるかもと思うようになれたのが、妻に質問するということ。質問に対して質問で返すこと。「どう思う?」って聞かれたら、「君はどう思うの?」と聞き返してから「僕は・・・」と話すようにしています。
そうすると、質問に対する答えを聴くことになるので、前よりは「話を聴く」ことができるようになりました。
タイプによる考え方・感じ方の癖を認識する
先日、私が開催した『MSBパーソナル診断講座』でお伝えした内容の一部ですが、人は大きく4つのタイプに分けられます。そしてそれぞれのタイプには考え方・感じ方の癖があります。
講座の内容をここで全部書くわけにはいきませんので、一部をご紹介します。私のタイプと私の妻のタイプの判断基準です。
私のタイプは一対一の濃い人間関係を望んでいて、好きな人のために頑張りたいという意識が強いです。そのため、自分が好きな人が関係するかどうか、それが判断基準です。例えば学校の好きな科目では、教科がどうというよりは、好きな先生が好きな科目になります。
妻のタイプは人に教えるために、普段から何を聞かれてもいいように、何倍もの勉強と情報を集めています。例えば私の妻は漢方薬の書籍を何百冊と購入し、読んでいます。知性的、論理的なタイプなので、理論的に矛盾がないかどうか、自分のセンスに見合っているか、それが判断基準です。
夫婦では同じタイプのこともありますが、大体お互いに違うタイプの事が多いです。そのため、自分がされたらうれしいことを相手にすると、相手にとっては嬉しくない場合があります。互いがどんなタイプかを知っていると、このミスコミュニケーションを避けることができます。
タイプ別の特徴や対処法が知りたい方は上記リンクから『MSBパーソナル診断講座』を是非受講してみてください。
今回は夫婦間のコミュニケーションで意識することをまとめてみました。
これを読んだ方の夫婦関係がより良いものになることを祈っています。